デル、Databricks 契約を発表、さらにストレージが Apex クラウドに対応

分析: 今週ラスベガスで行われた Dell の APEX の発表を詳しく調べると、Dell ストレージをレイクハウスに供給するための Databricks との契約、一時しのぎのブロック サービスの使用、および PowerScale ファイルと PowerProtect の両方が AWS に移行されることが明らかになりました。

デルのファイルおよびブロック ストレージをパブリック クラウドで利用できるようにすることが、1 年前に発表された Project Alpine の目標です。 これは、APEX マルチクラウド データ サービス イニシアチブの一環でした。 デルは、PowerStore (ファイルとブロック)、PowerFlex (HCI ブロック)、PowerScale および/または ObjectScale (ファイルとオブジェクト) を使用して、パブリック クラウドからオンプレミスまで一貫したエクスペリエンスを提供したいと考えています。

昨年5月のDell Technologies Worldでは、同社のPowerProtectソフトウェアをPowerProtect Cyber​​ Recoveryの形でAWSとAzureのクラウドに導入し、プレビューではDellストレージがSnowflakeのデータウェアハウスにデータを供給できることが示された。 デモでは、AWS で動作する PowerScale の Isilon SW が示されました。

その後、同年 11 月に、Dell は、PowerFlex ハイパーコンバージド インフラストラクチャ システムが APEX プログラムの一部として AWS マーケットプレイスで入手可能になったと発表しました。 PowerFlex は VxRail に似ていますが、vSphere ハイパーバイザーを使用しません。 これは数千のノードにスケールアウトされ、ScaleIO のアップグレードとブランド変更として誕生しました。 PowerFlex は、Elastic Block Storage (EBS) または EC2 インスタンス ストアを使用して AWS にブロック ストレージを提供しました。

それから 1 年が経った今、デルは、ブロック ストレージとファイル ストレージを備えた APEX Storage for Public Cloud が AWS で利用可能になり、今年後半に Azure でデビューすることを発表しました。

発表された Databricks パートナーシップは、以前の Snowflake 契約に続き、パブリック クラウド向けの APEX Protection Storage も存在します。

APEX File Storage for AWS は、PowerScale の OneFS (Isilon スケールアウト ファイルシステム ソフトウェア) に基づいていますが、APEX Block Storage for AWS および Azure は、PowerStore または PowerMax アレイのブロック ストレージ ソフトウェアに基づいていません。 PowerStore のオペレーティング システムは、統合されたファイルおよびブロック ストレージを提供しますが、PowerMax OS と同様、スケールアウト システムではありません。

代わりに、スケールアウト PowerFlex システム ソフトウェアを使用してブロック ストレージが提供されます。 パブリック クラウドはインスタンスを追加することでスケールアウトし、PowerFlex はその機能に対応します。 これは、PowerFlex の顧客はオンプレミス、AWS、Azure パブリック クラウド全体で一貫した環境を利用できること、PowerScale の顧客もオンプレミスと AWS クラウド全体で一貫した環境を利用できることを意味しますが、PowerStore のブロックおよびファイル ストレージの顧客はそうではなく、PowerMax の顧客も同様です。 PowerFlex は一種の一時しのぎとして使用されています。 デルの主流の PowerStore ソフトウェアがパブリック クラウドで利用可能になるまで、さらに長く待たなければなりません。 この点では、NetApp が依然としてデータ ファブリックのリードを保っています。 Pure Storage には Cloud Block Store もあります。 GreenLake ストレージを備えた HPE は、こうした動きにまだ対応していません。

パブリック クラウド向けの APEX Protection Storage は PowerProtect DDVE (DataDomain Virtual Edition) であり、デルが 1 年前に示したものをベースに構築されています。 これは 4 つのパブリック クラウドに移植されており、AWS、Azure、Google Cloud、Alibaba Cloud をサポートしています。 デルは、これまでにパブリック クラウドのソフトウェアによって 17 エクサバイトを超えるデータが保護されていると述べています。

パブリック クラウド用の APEX オブジェクト ストレージは存在しますか? デルの広報担当者は次のように言いました。 将来的にはパブリッククラウド向けのオブジェクトストレージも提供する予定だ。 乞うご期待。" その後、AWS および Azure の Dell オブジェクト ストレージ SW が、それぞれ S3 および BLOB 上に構築される可能性があります。

Databricks との契約により、パブリック クラウドの Databricks Lakehouse は、オンプレミスまたは共同拠点で Dell ECS オブジェクト ストレージを使用して、データをインプレースで分析し、結果を保存し、Databricks のデルタ共有機能を使用してサードパーティと共有できるようになります。 。 デルは、Databricks と協力して、Databricks Lakehouse プラットフォーム内での Dell オブジェクト ストレージのシームレスなエクスペリエンスを提供する追加の統合を共同設計していると述べています。 あえて言えば、Databricks の Dolly チャットボットのような ChatPT のような大規模言語モデルは、これの一部として考慮される可能性があります。